JKT48 TeamTの「手をつなぎながら」公演初日を見に行ってきました。
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当たるとは思っていなかった。昼公演と夜公演の両方が遠方枠で外れた時点で諦め、友だちと映画、シンデレラを見に行く約束をした。日本ではまだやっていないやつだ。しかし、諦めたと言いつつ、ダメ元で女性枠のチケットを一応申し込んでおいた。そしたら、まさかの当選。見事、JKT48のTeam Tの手をつなぎながら公演、初日を鑑賞できたのである(拍手)。※シンデレラももちろん見てきた。
Team T活動開始!
JKT48は長い間、TeamJ、TeamK、研究生という体制で活動してきた。仲川遥香氏が在籍しているのが、TeamJ。エースのMelodyがいるのも、このチームである。そして、去年AKB48から移籍してきた近野莉菜氏はTeamK。JKT48のTeamKはAKB48の旧Kととても雰囲気が似ており、私もとても好きなTeamである。しかし、私の推しは研究生にいた。
私の推しのGrasia(グラシア)は、特にダンスが上手いわけでなく、むしろダンスはちょっとぎこちない。キャラ的にも前にガンガン出るような子ではない。センターキャラでもない。しかし、影にずっといるような子でもない。ファンの声援はそれなりにあり、笑顔がとっても素敵なかわいいかわいい、アイドルだ。
私は彼女が研究生からTeamTに昇格できるか少し不安だった。TeamのエースAndela(アンデラ)みたいな余裕はなかった。しかし、彼女は見事、TeamTに昇格したのである。そして、TeamTは公演初日に向かって走りはじめた。そして、2015年3月15日、無事初日を迎えた。
SKE48を知らない私にとってすべてが新鮮だった
JKT48がSKE48のセットリストに挑戦するのははじめてのことである。TeamTがSKE48のセットリスト「手をつなぎながら」をやると発表されてから今日まで、SKE48の手つな公演を予習する時間は十分すぎるくらいあったのだが、いかんせん私の愛した矢神氏と出口氏が在籍していたときのSKE48を見るのは寂しさしか感じなかった。そして、私にとってSKE48の存在はハロプロでいうところの、スマイレージで、曲は良いのだが、あんまりガッツリと心持っていかれることはなかった。そのため、結局、予習はせずに今日を迎えた。
ビンゴの順番は良くもなく、悪くもなく、下手後方のイスに着席した。立ち見の人がいつもより多いなか、ひとまず座れたことに感謝。座って見るのと立って見るのでは、明らかに集中力が違ってくる。
そして、開演。
「僕らの風」という爽やかな曲からはじまるこの公演は、まだまだフレッシュな元研究生にぴったりだといきなり思わされた。そして、松井珠理奈氏のポジションにエースAndelaがいたときには、これが順当で妥当で、このポジションは彼女が頑張ってきた証だとも思った。Graciaは研究生のときに行っていたパジャマドライブ同様、上手下手を行き来しまくる影の立役者で、いつもの立ち回り方で微笑ましかった。
問題はユニット曲の方で、自分の推しがどのユニットに参加するのか、その曲調と推しのキャラや雰囲気が合ってるのか、合ってないのかで、こちらのモチベーションもかなり変わってくる。ヲタクというのはワガママでめんどくさい生き物なのだ。
パジャマドライブのとき、Graciaは「天使のしっぽ」に参加していた。これがすこぶる良く、Gracia推しではないファンの間でも評判が良かった。彼女はその後、「鏡の中のジャンヌダルク」にも挑戦したのだが、これが私的にGraciaはあまりハマってないと思っていた。なので、今回もどのユニットに参加するのかとても気になっていた。
天使のしっぽがハマる子ということは、「ウィンブルドンへ連れて行って」か「チョコの行方」が妥当なところだ。しかし、彼女はまさかのユニット曲の初っ端「Glory days」で出てきたのである。
~SKE48: Team S 2nd STAGE~ [5/16] - Glory days - YouTube
念のため言っておくが、Graciaはセンターの松井珠理奈氏のポジではない。全体曲のとき同様、中西優香氏のポジションに彼女はいた。しかし、上記にも書いた通り、彼女はダンスが上手ではない。なのに「Glory days」で出てきたのである。
しかし、「鏡の中のジャンヌダルク」のときのような違和感はまったくなく、まさにこれは新境地!そして、これがかなり泣けるのだが、バックダンサーはTeamTに昇格できなかった子たちで形成されていた。TeamTの同期の子たちである。それも、昇格できなかった子たちは、Graciaととても仲が良い子たちで、もうなんとも言えない気持ちに。気がついたら、すごい前のめりになって涙目でステージを見つめていた。
「この胸のバーコード」「ウィンブルドンへ連れて行って」と続き、エースAndelaが参加している「雨のピアニスト」。彼女はやっぱりプロで、今日が初日とは思えないクオリティだった。彼女は曲に感情を乗せるのがとても上手い。これは天性のものを感じる。私がAndelaをこうやっていちいち取り上げるのは、彼女がエースだからではない。彼女は私の推しメンでもない。私にとってAndelaはあの日以来、特別な存在なのである。私が某所で初めてAndelaと会ったあの日、私は彼女のことをJKT48のメンバーだとは知らなかった。
公演が進んでいくといつもとファンの様子が違うことにも気づいた。明らかに携帯をいじっている人が少ないのである。JKT48の公演は、ずっと下を向いて携帯をいじっている人がとても多い。音楽を聞いていたり、電話をしはじめる人もいる。初めてJKT48の劇場を訪れたときはとてもびっくりした。自分の目の前でアイドルが喋っているのに、下を向いて携帯をいじっているのだ。
SDN48の公演に通っていた経験者としてひとつ言っておくと、同じ公演をずっと見ていると、劇場に行くことがハイタッチ目当てになってくる。JKT48のファンがハイタッチに重きを置いてるのか私は知らないが、比較的公演中に下を向いているファンが多い。しかし、そういう行動をするファンが今日はとても少なかった。初日ということもあり、やっぱり今日はステージの様子が気になったのであろう。
そして、公演は進んでいき、いつもなら、「もうこの曲だからあともう少しで終わるな〜」という感覚があるのだが、予習をしてこなかったもので、時間の感覚を掴む目安の曲がどれなのかわからない。でも、それも新鮮だった。気がついたらアンコール。そして、誕生日のメンバーのお祝いをし、記念撮影をし、可愛い制服姿で無事、初日を終えた。
SKE48の手つな公演をよく知らないものとして、JKT48の手つな公演はどうだったのか。一言で言うと、とても良かった!!!!!本家と比べて至らない点、頑張っていた点など、SKE48ファンなら言いたいことがたくさん出てくるのだろうが、私にはその辺のことはわからない。ただ、JKT48の手つなも良い!本家と比べ出したらキリがない。
ただひとつ言えるのは、これがJKT48の手をつなぎながら公演なのである。
JKT48の"TeamTの手つな公演"ではない。この公演はJKT48では、TeamTしかやったことがない。後にも先にも、JKT48の手をつなぎながら公演は、TeamTが基本になるのだ。仮に、TeamJもこの公演をやるとなったとき、TeamJのメンバーは後輩のTeamTの公演も参考にするであろう。
TeamTのメンバーはインドネシア語のお手本がないなか、レッスンに取り組んだ。素人にはわからない大変さがたくさんあったと思う。先生たちが踊ったレッスン用のビデオはあるとは思うが、アイドルとして歌って踊っているものを見たいときは、48グループの日本語で歌っているものを参考にするしかない。そのため、「すごい練習したんだろうな〜」っと、メンバーの努力はひしひしと伝わってきた。しかし、それと同時に、開放感も感じられた。
GRACIANDELA
終演後、ハイタッチに向かう途中、「Graciaになんて声をかけよう」と考えた末、日本語で「ありがとう。おつかれさまです。」と言おうと決めた。しかし、私の場合、前もって決めた言葉が意味なく終わるのが鉄板なのである。今日は、ハイタッチのメンバーの並び方が、Gracia→Andelaだった。まさに、GRACIANDELAだ(笑)
私はGraciaの右手にハイタッチをした瞬間、前もって決めた言葉を言おうとしたのだが、私が口を開く前に彼女が私になにか問いかけてきた。私は思わず「え?」と言ったのだが、隣にいたAndelaが私に気づき、まだGraciaとの時間の最中なのに、私に向かって声をかけてきた。そのため、まったくGraciaの声が聞こえないのである(笑)
顔はGraciaの方向を向いているが、私の右手はすでにAndelaに掴まれている。そして、Andelaはなぜか私の顔を見た瞬間毎回びっくりした顔をして「ああああ!」と叫ぶのだ。
日本の48グループのハイタッチは(今はもうハイタッチないのかな?)、五十音順だったため、いつも同じところに推しメンがいた。SDN48でいうと、相川さんではじまって、mirayで終わった。私の推しの戸島氏はいつも真ん中にいて、光上せあらとのハイタッチがもうすぐ戸島氏という目安でもあった。
しかし、JKT48のハイタッチは順番が毎回異なる。だから、いつもこんな感じだ。ただ、今日は特に運が良かったようで悪かった(笑)
キャプテンはエースと自分の推しじゃない方が良い
という勝手な持論(笑)TeamTは活動を開始したものの、まだキャプテンが決まっていない。私はまだ顔と名前が全員一致してないくらいの新規だし、メンバーのキャラもあまり把握していない。しかし、Elaine氏が良いのではと今日の公演中に思った。今日何か突出するエピソードがあったのかと聞かれると、特にない。理由はないが、彼女の雰囲気がとても良かった。
おそらくメンバーの中では「きっとこの子がキャプテンになるのだろう」っていう感覚はすでにあるはずだ。私たちはキャプテンが発表されるのを待つのみである。
「思い出はどんな時も 愛のそばにあるのさ」ってGraciaは歌っていた
アイドルになることが、自分の夢を叶える近道なのか、それとも遠回りなのか、それは人それぞれによって違うと思う。彼女たちは若い。「若い」という貴重で二度と返ってこないこの瞬間を、私たちに捧げてくれて本当にありがとう。今日という特別な日の思い出を私はきっと忘れない。
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